地域に必要とされる法人を目指して①~はちみつのはじまり~
社会福祉法人よつかいどう福祉会は現在、
・生活介護 はちみつ
・共同生活援助 はにかむ
・相談支援事業所 あわい
・四街道市福祉作業所
・四街道市障がい者基幹相談支援センター
を運営しています。
私たちは、事業を増やすことそのものを目的としているわけではありません。
地域に必要な支援をつくること。
障がいがある仲間たちが安心して暮らせる地域をつくること。
それが私たちの使命であると考えています。
よつかいどう福祉会の前身となる法人は平成28年(2016年)4月に設立され、翌平成29年(2017年)4月に生活介護事業所「はちみつ」を開所しました。
開所前には、地域の皆さまや利用を予定されている仲間、ご家族を対象に説明会を開催しました。
当時の私は、四街道のことを今ほど知っていたわけではありません。しかし、「障がいのある仲間たちと地域の中で活動したい」「地域の一員として暮らしていきたい」という思いだけは強く持っていました。
説明会では、
「なぜ亀崎なのか」
「もっと良い場所があるのではないか」
という厳しいご意見やご質問もいただきました。
当時は緊張もあり、説明会で何を話したのか詳細までは覚えていません。
ただ一つ覚えているのは、
「私たちはこの亀崎という地域で活動していきたい」
という思いを、精一杯お伝えしたことです。
その後、その厳しい質問をくださった地域の方は、開所式にも足を運んでくださいました。
そして開所以降も、いつも私たちの活動を気にかけ、応援してくださいました。
今振り返ると、その方は私たちを否定したかったのではなく、本当にこの地域でやっていく覚悟があるのかを確かめてくださっていたのだと思います。
亀崎という地域を愛しているからこそ、真剣な言葉をかけてくださったのだと今では感じています。
その厳しい言葉の裏にあった優しさと期待に、改めて感謝しています。
「はちみつ」という名前には、
「はたらくを」
「ちいきの」
「みんなと」
「つくる」
という思いが込められています。
私たちは「はたらく」という言葉をとても大切にしています。
「働く」という言葉には諸説ありますが、「傍(はた)を楽(らく)にする」という意味が語られることがあります。
つまり、自分のためだけではなく、周りの人を幸せにしたり、楽にしたりすることが働くという考え方です。
障がいのある仲間たちも、地域の中で誰かの役に立つことができます。
誰かに必要とされることは、人が生きていく上で大きな喜びであり、自信にもつながります。
だからこそ私たちは、
「はたらくを 地域の みんなと つくる」
そんな場所を目指して、はちみつを立ち上げました。
そして、その先には障がいの有無に関係なく、お互いを支え合い、誰もが役割を持てる地域社会をつくりたいという願いがあります。
気が付けば、はちみつは来年で開所10年を迎えます。
ここまで歩んでくることができたのは、多くの方々のお力添えがあったからです。
地域の皆さま。
ボランティアの皆さま。
親の会の皆さま。
仲間たちとご家族の皆さま。
そして、共に歩んできてくれた職員の皆さん。
たくさんの支えと励ましがあったからこそ、今のよつかいどう福祉会があります。
心より感謝申し上げます。